アスリートが学校で、子どもたちといっしょに学ぶ。特別な授業。
夢先生と子どもたちが遊びと対話を通してコミュニケーションを図っていくなかで、子どもたちが笑顔や元気、自信を取り戻し、自身の力や可能性について気付けるよう導いていくものです。原則として小学校5年生、中学校2年生を対象に、クラス単位で実施します。
宮城県気仙沼市立唐桑中学校2年2組の生徒を対象に、「スポーツ笑顔の教室」を実施しました。
夢先生を務めたのは、ムエタイ選手の梅野源治さん。
「ゲームの時間」では、初めに梅野さんがキックのデモンストレーションを披露しました。ミットに響く衝撃に生徒達は驚きの声を上げていました。その後は梅野さんと生徒達が1つのチームとなりゲームにチャレンジしました。うまくいかない時は皆で意見交換し作戦を立て、協力する事でゲームをクリアを目指していきました。まとめの言葉で梅野さんは「みんなで案を出し合って協力することでうまくいくようになる。これからも物事に取り組む時はみんなで協力してほしい。」と振り返りました。
「トークの時間」では、梅野さんがムエタイを始めたきっかけや、挫折を乗り越えた話、今も夢に向かっている話を披露しました。夢を叶えた時に失敗や後悔があったことが糧になったと思えるように努力を続けていると伝え、あきらめていた自分に周りの人の言葉や支えがあり、もう一度夢に向かう事が出来たと熱く語り掛けました。最後に「嫌な事から逃げて叶う夢はない。辛い事、嫌な事があっても前に進むことが大切。」と生徒達へメッセージを伝えました。