スポーツ笑顔の教室

アスリートが学校で、子どもたちといっしょに学ぶ。特別な授業。

夢先生と子どもたちが遊びと対話を通してコミュニケーションを図っていくなかで、子どもたちが笑顔や元気、自信を取り戻し、自身の力や可能性について気付けるよう導いていくものです。原則として小学校5年生、中学校2年生を対象に、クラス単位で実施します。

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2016.10.28

岩手県 久慈市立久慈小学校 5年1組

芦田 創

夢先生
芦田 創(陸上競技四肢障がい走幅跳)

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岩手県久慈市立久慈小学校5年1組の児童を対象に、「スポーツ笑顔の教室」を実施しました。
夢先生を務めたのは、リオデジャネイロパラリンピック 陸上男子4×100mリレーで銅メダルを獲得した、芦田創選手。
「ゲームの時間」の冒頭には、芦田選手が走り方のコツと共に、大きなジャンプを披露。児童たちはそのジャンプ力に驚きの声をあげていました。
その後は、児童たちと芦田選手が「チーム あっしー」としてゲームに挑戦。うまくいかない時には話し合いをしたり、作戦を立てたりしながら、元気いっぱいに取り組みました。
芦田選手は、「陸上競技は1人で取り組むことが多い。でも今日のゲームはみんなで協力してチャレンジできたので、また違う楽しさがあった。お互いに話をしながらクリアできて、とても嬉しかった」とまとめました。
「トークの時間」では、体を動かすことが大好きだったという芦田選手の幼い頃の話から始まりました。しかし、5歳で発症したデスモイド腫瘍というがんとの闘病生活が10年間続きました。いろいろな制限がある中で、運動も止められていたという芦田選手でしたが、「こんな生活はイヤだ!」とモヤモヤしていた時に、運命的に出会ったのが「陸上」だったそうです。
高校時代に初めて出場した障がい者の陸上大会で、いきなり日本新記録で優勝。しかし芦田選手はその頃の自分を「天狗になっていた」と振り返りました。
記録が出ることが当たり前で、「余裕だ」と練習もせず、陸上の目標も見失い、出られると思っていたロンドンパラリンピック代表に落選。スランプから抜け出せない日々でしたが、「パラリンピックで活躍したい」という夢に向かって、「覚悟」を持って練習を続けたことで、リオパラリンピックの代表に選出。4×100mリレーで銅メダルを獲得しましたが、走り幅跳びで12位だったことは、悔いが残る大会だったと振り返りました。
ここから次の4年間は新たな「覚悟」を持って東京パラリンピックを目指すという芦田選手。「今の夢は2020年の東京パラリンピックで金メダルをとること。絶対にとります!」と力強く児童たちの前で宣言しました。
「自分は病気になって右手が不自由になったけれど、それを不幸だとは思っていない。陸上という大好きなことに出会うことができたし、一つの個性だと思っている。人生は人それぞれ。だからこそ、がむしゃらに生きることで、みんなも何か夢を見つけるきっかけに出会うかもしれない。夢を持つこと、夢を思うこと、そして夢を追うことを大切に、お互いに頑張りましょう」と児童たちにメッセージを送りました。

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