会長メッセージ

日本体育協会第16代会長の伊藤雅俊でございます。張富士夫前会長(現名誉会長)の後を受け継ぎ、東日本大震災復興支援「スポーツこころのプロジェクト」実行委員会会長に就任いたしました。私は、スポーツを愛する者の一人として、このような立場に選ばれたことを大変光栄なものと思っております。と同時に、張前会長が情熱をもって取り組まれてきた「スポーツこころのプロジェクト」に、その後任を引き継ぐ責任の重さを痛切に感じております。

スポーツこころのプロジェクト「スポーツ笑顔の教室」は、「スポーツ界が一丸となって少しでも被災された方々のお役に立ちたい」という、スポーツ関係者の強い思いからスタートしました。
あの震災からわずか数日後に日本サッカー協会の川淵三郎名誉会長(現最高顧問)からご提案をいただき、日本体育協会、日本オリンピック委員会、日本サッカー協会、日本トップリーグ連携機構の4団体が一致協力して、このプロジェクトを立ち上げました。すでに日本サッカー協会が展開してきたJFAこころのプロジェクトをベースに、短期間で準備を進め、2011年9月に第1回「スポーツ笑顔の教室」を岩手県大船渡市立蛸ノ浦小学校で開催しました。その後6年間で、実施回数2,671回、実施学校数延べ1,480校、参加児童・生徒数70,005名にも上る子どもたちの元気で笑顔あふれる教室を開催してきました。2016年度からは中学生にも対象を広げ、実施回数91回、実施学校数37校、参加生徒数2,571名に上る教室を実施しました。

この6年間の活動は、子どもたちにとってかけがえのない経験となり、これからの人生を笑顔で乗り越えていく支えの一つとなるものと信じております。私たちスポーツ界は、被災地がおかれている現在の状況を思うと、この取り組みをまだまだ継続していく必要があるものと考えています。
「スポーツこころのプロジェクト」は、事業の核となる400名にもなる「夢先生」をはじめ、被災地の自治体、教育委員会、学校、日本スポーツ振興センターなど、多くの関係者のご理解とご協力により、7年目に入っております。
これからも主催4団体が一致協力し、少しでも被災地の復興の一助になればと思っております。関係者のみなさまの引き続きのご理解、ご支援をお願い申し上げます。

2017年8月
東日本大震災復興支援「スポーツこころのプロジェクト」実行委員会会長
伊藤 雅俊(公益財団法人日本体育協会会長)

伊藤 雅俊 スポーツこころのプロジェクト実行委員会会長

伊藤 雅俊

東日本大震災復興支援「スポーツこころのプロジェクト」実行委員会会長
公益財団法人日本体育協会会長